見守りセンター研修会

現在、当NPOでは、高齢者支援事業としてTV電話の活用方法について研修会を実施しているが、今回は京都府から委託されて、「ケータイを活用した高齢者支援事業」を実施されている大竹氏を講師に招いて、事業の現状と課題についてお話いただいた。



途中、NHKで放映された当該事業の番組を見ながら、高齢者支援の難しさと、支援センターの運営上、考慮しておかないといけない課題などについて、お話いただいた。

我々の事業では、TV電話を個別に設置して、見守りセンサーから高齢者の生活状態に異常が発見されれば、TV電話などで本人に問い合わせる方法を取っているが、京都府の場合は、登録者全員に支援センターから順次コールをかけて2分間に限りお話しするという形態を採用している。

そのため、京都方式は、すべての登録者に等しく安全確認ができるが、短時間しかおしゃべりできないことに対して利用者に満足してもらえるか、支援センターの負荷をどこまで軽減できるかなどが課題になるという。

それに対して我々の方式は、センサーが異常を検知しないと見守りセンターからコールしないので、利用者に何かあれば自主的にセンターをコールしなければならないこととなる。

そのため、我々が目指している方式では、利用者が近所の仲間や離れた家族とも自由にTV電話を通じておしゃべりできるようにして、極端にセンターへの負荷がかからず、利用者同士で楽しめる環境づくりが必要と考えている。

このように、どのような環境を用意すれば、高齢者が本当に喜ばれるのかを、比較や実践を通じて把握し、今後のさらなる快適環境が提供できるようにしたい。



その後、Big-uの中のレストランで昼食を取ったが、遠来の客とともに、違う文化に所属する人と情報交換するのも、とても楽しいものだ。

(臼井義美)

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